学科紹介

研究分野・対象

情報工学科では、社会工学的観点からシステムを見直し、安全安心な社会の実現を目指すソーシャルシステムを設計する「ソーシャルデザイン」、様々な現象を理解するために、データを科学的に分析し、様々なシステムに応用する「データサイエンス」、高度なセキュリティを備えた情報ネットワークの実現とネットワーク社会に対応した技術を創出する「ソフトウェアデザイン」、人間の知的特性を把握した上でシステムを見直し、人に優しい情報技術を開発する「インテリジェントシステム」の4分野を柱として、新しい時代の情報システムの研究開発を行います。4分野は相互に密接に関連しているため、4分野の共通基礎をソフトウェア、ネットワーク、数理として、4分野の繋がりを重視しつつ、学際的な研究も行います。

学科の特徴

情報工学科は、豊かな未来社会のために、情報技術はどのように貢献できるかを考え、自然・人間・社会の調和的発展を目指します。現代社会には大量の情報が存在します。それを処理するためには、情報処理技術だけでなく高度なセキュリティ技術が必要で、高度セキュリティ技術の開発は現代社会の重要な課題となっています。こうした時代に求められるのは、ネットワーク技術とソフトウェア技術を融合させ、現代社会の問題を数理的科学的に分析し、分析結果を踏まえて情報の効率的な活用をはかり、安全安心な社会のための情報システムの創出を行うことです。情報工学科は、現代社会における課題を解決し、安全安心な社会づくりに寄与することを目指します。

学びの特徴

「情報を活かして未来のしくみをデザインする」力を養うことが、情報工学科の学びです。そのために、1・2年次には数学・物理及び情報工学の基礎を学び、3年次には、「ソーシャルデザイン」「データサイエンス」「ソフトウェアデザイン」「インテリジェントシステム」の4つの専門応用領域を全員がバランスよく学び、4年次には、研究室に所属して、それぞれの専門性を活かして卒業研究に取り組みます。卒業研究では、その過程を通して課題解決能力やコミュニケーション能力など、社会的能力を高めます。また、グローバル社会で通用する外国語能力を養えるような学びを用意していることも特徴です。

理念・目的・教育目標

情報工学は、人間性豊かな社会の実現とその発展のために必須のもので、多種多様なメディア情報を創生・伝達・処理する新原理・新技術を創成、具現化することにより、豊かな未来社会の構築に貢献し、自然・人間・社会の調和した活動の基盤を創出・保全します。本学科では、ネットワーク技術、ソフトウェア技術をはじめとする情報工学の基礎を身に付け、各種の要素技術を融合し、人と社会に有名なシステムをデザインし、安全・安心な社会にするための技術開発と社会づくりを行う能力を育成します。